人とのつながり

３年間、八丈島での単身赴任生活から戻り、東京で再び生活を始めてからひと月がたつ。駅の構内で人の流れをよけながら、満員電車の中での身のこなし方もようやく慣れてきたかなというところ。なにせ、八丈島では島民が８０００人強であるため、人が集まるといったらイベントの時くらいだろうと思う。１月に行われた「八丈島パブリックロードレース」では、レース終了後の懇親会が地元の小学校の体育館で行われたが、このときはすごい人だかりであった。その中で知り合ったたくさんの人たちとのつながりは、これからも大切にしたいと思っている。

人とのつながりといえば、４月から５月にかけては歓送迎会が多い。もう、何回会合でのあいさつをしたことだろう。あいさつの中の表現として、「八丈島の～」という言葉をつかうことが多いが、必ずといっていいほど「私も八丈島にいたことがある」「誰々を知っている」ということで話が盛り上がるのだ。これは、コミュニケーションをする上で本当にありがたいことである。人と人との関係は、どこかでつながっているということを実感することが多くなってきたことは事実である。これを「縁」と呼ぶのかどうかはわからないが、こうしたつながりを大切にしていきたいと思っている。