訓練第3回目
連日うだるような暑さが続いている。
それでも太陽が沈みかけた夕方の時間帯になれば涼しさを感じられる頃になってきた。
テレビでは、「24時間テレビ」をやっているが、毎年この日を迎えると夏休みももう終わりという感じである。
さて、訓練も今日で3回目となる。
仕事の関係で午後8時に立川まで行かなくてはならないので、先生に無理を言って開始時間を少し早めていただいた。
急いで自宅に戻る必要から車で来たのだが、先週と同じ公園に来るとらんの様子がおかしい。
誰もいない駐車場。
何か落ち着かなく、緊張しているようである。
先週の訓練の中で何回か「天罰」を落とされ、パニック状態になったことを覚えているためなのだろうか。
5時45分に訓練開始。
まずは、アイコンタクトの復習からだ。
そして、「お座り」の指示の確認。
何度か指示を出すが、全く集中しておらず、出来ない状態だ。
普段なにげなくやっている「お座り」の指示だが、意外ときちんと出来ていないことが判明。
【「お座り」の指示のポイント】
「お座り」としっかりと指示を与え、一回一回の間隔を少しあけるようにすること。
「お座り、お座り…」と連続して言わないこと。
指示が通らなかったときに「どうしてできないの?」「おかしいね」とか余計な言葉を間にはさまずにやること。
腰を下ろさないときは、お尻の部分を軽く押して補助してやることも必要。
出来たらよくほめてやる。
続いて、「お座り」が出来た状態でのご褒美の与え方の練習。
私のご褒美の与え方が良くないので、らんが途中で立ち上がってしまう。
途中で立たないようにするため、おやつを与える角度を考えてやるようにする。
また、おやつを与えている間は「お座り」の状態が維持できるように工夫すること。
できたら、よくほめてやる。
「お座り」の練習は、散歩中の信号待ちの時にも行うようにする。
※始めは、公園などの集中できる場所で練習をするとよい。
10メートルのロングリードに付け替えて飼い主から離れずに歩く練習。
少し歩いて立ち止まり、出来たらほめてやる。
そして、歩くところは、駐車場のアスファルトのところだけでなく、草のあるところまで移動してみる。
草の匂いを嗅ぐという誘惑があっても変わらずに出来るかどうか試してみる。
できたら、よくほめてやる。
その時、訓練をしているところに散歩中の二匹の小型犬が近づいてきた。
訓練中断かと思ったが、すぐに離れてくれたのでなんとか継続することができた。
らんもやってきた犬たちに少し興味をもち、気持ちが動いたが我慢ができたようだった。
思いがけないハプニングでどうなるかと思ったが、かえってこうした状態でも続けられる集中力が必要であることがわかった。
今回の訓練で、正しい指示の出し方がとても重要であることを改めて実感した。
犬が指示されたことができるか出来ないかは本当に飼い主にかかっているのだ。
そして、集中して練習を繰り返すことである。
指示通りに出来たら、うわべだけでなく心からほめてやることが大切である。
犬は、飼い主がうわべでなく本気でほめてくれるということを実感としてわかるのだという。
自分の指示したことでらんが出来ると本当にうれしいし、ますます可愛く感じるものである。
少しずつでもステップアップできるように毎日かかわっていくようにしたいと思っている。