第14回訓練 今日は地元の公園で
ここのところずっと青梅の山での訓練が中心であったが、今日は今まで山の中での訓練で集中的にできなかった一つ一つの行動をしっかりと練習するため地元の公園で行った。
今日は、節分で明日は立春。
暦の上ではもう春だが、昨日はぽかぽか陽気で暑いくらいだった。
天気予報では今日はぐっと気温も下がって寒くなると聞いていたので覚悟をしていたが、今日も暖かくて訓練のためにもよかったと思う。
さて、今日の訓練の最初は今までやってきたことの確認である。
歩いていき、立ち止まって「お座り」の指示を出す練習を行う。
しかし、地元とはいえいつも散歩で通過している公園の中で訓練は初めて。
らんは、指示を出しても全くお座りをしない。
周りのいろいろな音を聞いているような様子である。
先生からもう一度「お座り」の指示を出してみましょう、と声がかかる。
6,7回「お座り」の指示を出しただろうか?
やっと「お座り」をする。
こんなに時間がかかるのは本当に珍しい。
指示通りにできて、ほめてやる。
おやつをやるタイミングが悪くて、らんが立ち上がってしまう。
これは完全に飼い主の動作が悪すぎるためらんの行動が中途半端になってしまうのだ。
そして、アイコンタクトの練習の復習である。
歩いていき、立ち止まり、飼い主と目があったらおやつをやる。
これは、なんとかできているか。
そして、苦手な「待て」の練習。
お座りをさせて、「待て」の指示を出し、飼い主が後ろに下がっていく。
一歩、二歩、三歩、…六歩。
戻っておやつをやり、ほめてやる。
「よくできたね~」
何回か繰り返しやってみる。
すると、「待て」で我慢ができずに飼い主の所にトコトコとやってきてしまう。
「首輪を持って元の場所に戻してもう一度やってみましょう」と先生から声がかかる。
二回ほど「待て」で待てずに動いてしまったのでやり直しをすることになってしまったが、これもなんとか出来た。
本日最後の練習である「伏せ」の指示。
「伏せ」は、普段あまりやったことが無いので改めて基本を教えてもらう。
おやつを鼻の所から下に下ろしながら「伏せ」の指示を出す。
これを何度かおやつをやりながら繰り返し行う。
すると、すぐに覚えたのかスムーズにできるようになった。
ときどき、一つ一つの練習の合間に走って遊んでやることを入れてリラックス。
おやつをやったり、たくさんほめてやったりするだけでなく、一緒に遊んでやることも大切なご褒美である。
今日は、いつもと違う場所での訓練であったのでらんも妙に緊張していたようだ。
今までなんとなく出来ていたことも改めてやってみると、環境が変わるだけでスムーズにできないということが
よくわかった。
指示されてもやりたくないという状況から、やればおやつはもらえたりほめられるということをらん自身が考えて出来るようにすることが大切であるということを教えていただいた。
今回は、ほめるタイミング(おやつの与え方)の難しさを改めて感じた訓練だった。