第3回富士山マラソン記録更新
11月30日(日)富士山マラソン当日を迎えた。
スタートが午前9時なので午前4:30起床する。
宿の朝食はマラソンに合わせて5時30分からとれるようになっている。
二時間以上はレース前に余裕があるのでやはり前泊がベストである。
昨日までは天候に不安があったが、今日は晴れのち曇りで極端に寒くもなく、レース日和と言える。
宿のすぐ前がスタート地点であるためギリギリまで外に出なくて済むのは本当にありがたい。
長時間並んでいてスタート前に体が冷え切ってしまうことはよくあるのだ。
9時スタート。
富士山マラソンとしては3回目。
その前身である河口湖マラソンを入れると5回目となるフルマラソンである。
一年に一回しかフルは出ないので、一年間の練習の成果を試す機会でもある。
このマラソンは3万人を超える大会なのでとにかくスタート地点に行くまで10数分かかるし、始めの5キロまでは人が多すぎるので大変走りにくい。
そのため初めからペースを上げずにウォームアップを兼ねて6分オーバーのペースで走ることにした。
5キロを超えてから少しずつペースアップ。
中間地点の21キロまでは同じペースを維持するように走った。
河口湖から西湖につながる急坂は約1キロある。
ここで歩いてしまうと後が厳しくなるため、ゆっくりでも走って登るようにする。
西湖の周囲は約10キロである。
昨年は途中で脚がばててしまい、歩いたり走ったりを繰り返すようになったことを覚えている。
30キロ地点で3時間強のまずまずのペースである。
これからの約12キロをどのように走るかが大切である。
往路で登った急坂を一気に下る。
しかし勢いに任せて走ってしまうと脚が持たなくなるのはわかっているので、セーブしながら行くようにした。
残り7キロあたりに来ると小柄な女性ランナーが速いピッチでどんどん前に進んでいく。
このペースに合わせていけば、いいタイムでゴールできるかもしれないと思い、しばらく並走していたが、すぐに遅れが出てしまったので、諦めて自分のペースで行くようにした。
残り5キロを過ぎた頃から脚のだるさがひどくなってきた。
腕振りをしっかりと行い、ピッチが遅くならないように頑張るが、脚全体が重くなり、前に出なくなってきている。
残り1キロはフィニッシュ地点に続く直線コースだが、もうダッシュできる力は残っていなかった。
最後まで同じペースで行くしかなかった。
ゴールは、自分の時計で4時間15分34秒だった。
少なくとも4時間30分は切りたいと思っていたのでよかった。
ちなみに過去二回の富士山マラソンの記録は約5時間なので大幅な記録更新と言える。
この一年間、距離よりも、脚を作るための筋トレとスピード練習を積極的に取り入れてきたことが結果につながったと思う。
また、体重を約2キロ落とすために糖質制限をしてきたことも関係があると思う。
今回のレースで練習でやってきたことは、結果につながるということがよくわかった。
目標であるサブ4達成まであと15分である。
この15分がかなり大きな壁となるかもしれないが、決して無理な数字ではないと思う。
来年には必ず達成できるように努力していきたい。