訓練第5回
今日の訓練は、家の中でのいろいろならんの課題について指導をしてもらうために、再度自宅で行った。
先生がいらっしゃったので玄関に迎えると例によって異常なテンションだ。
抱っこしていたが、暴れて下に落としそうになってしまったくらいである。
しかし、訓練が始まってからは、不思議なくらい落ち着いていて先生の説明の時にはフセをして私の近くでずっと待っているのでびっくりしてしまった。
初回に先生が自宅に来ていただいたときとはらんの態度が全然違っていた。
課題1 部屋のものを噛む、マウンティング、ズボンのすそを引っ張るなどの行動について。
こうした行動が見られたときは、「天罰」を落とす。自分では落とせないので他の家族が落とす。
天罰は、一度訓練で経験をしているので、やってはいけない行動をしたときには「天罰」が落とされることを理解させる。
今回自分でも用意していたのだが、説明をしていたときに先生が持っている「天罰」が「カチャ」と少し音がしたようなのだが、そのことでらんはあの「天罰」のことを覚えているのか、ずっと何かを警戒しているような様子でおとなしくしていた。
それでも先生にほめられたくて尻尾を振りながら近づいていくのだ。
課題2 外の様子を見て吠える。
窓から外の様子が見えないようにカバーをするようにする。
広い部屋の中で自由に出来る分、警戒するので落ち着ける場所となるハウスに入れる。
ハウスは、自分も外に出られないが外から入ってくる心配もないので一番落ち着ける場所となるそうだ。
また、夜は必ずハウスで休ませるようにしておくとよい。
ハウスに慣れていると、旅行に連れて行っても楽なのだそうである。
課題3 家族のだれとでも関係を作るようにする。
私が訓練を直接受けているのでらんは、私のことを自分のリーダーとして上に見ているが、他の家族も同じような関係を作る必要がある。
らんは、大切な家族の一員であるが、家族の中でも一番下の存在であることを理解させてやるようにする。
そうすることがらんにとっても精神的な落ち着きがでてくることにつながるのである。
課題4 遊ぶことについて
らんは、ボール遊びが好きでよくボールをくわえてきて、遊びを要求するのだが場面によってこちらが十分かまってやれないことがある。
そうすると、ストレスがたまって問題行動を起こすようなことになるようである。
遊びは、やるときには思いっきり自分も楽しんで遊んでやるようにすることが大切である。