第1回富士山マラソン参加してきました!
いよいよ富士山マラソン本番を迎えた。
24日(土)ランニング仲間のI氏と八王子で待ち合わせ、JRと富士急行を乗り継いで河口湖まで行く。
昨年は、車で行ったが帰りの渋滞が予想されるので電車で行くことにしたのだ。(事実、25日の当日は渋滞でレースに参加できなかった人もいるという)
もう一人のランニング仲間のF氏は、八丈島から今日の1便で羽田に到着し、新宿から高速バスで到着した。
F氏は、昨年度の河口湖マラソンに続いて連続2回目の参加である。
河口湖に着くや否や、冷気の違いを感じる。
やはりこちらは寒い。
レース当日は天気は良いが、心配なのは気温である。(25日早朝の気温は氷点下2度だった)
F氏が、八丈島からお土産を持参してくれた。
おなじみのクサヤとサトイモである。
サトイモは、東京のものと少し形が違うようだ。
このサトイモにF氏手作りのカツオの塩辛を乗せて食べるのが八丈島流である。
カツオの塩辛は、市販のものもあるが、F氏の手作り品は絶品である。
ついついお酒が進んでしまうのである。(ちなみは、私は明日のマラソンに備え、少量だけで我慢した)
今回利用した「河口湖ホテル」は、出来るだけスタート・ゴール地点から近いということでI氏にとってもらったのだが、現天皇の皇太子時代の写真や岸 信介元首相が滞在された時の写真がロビーにかかっているところから見ると、かつては由緒正しいホテルであったようだ。
最近、急激に寒さが増したということもあり、紅葉の色づき方が素晴らしい。
25日の本番は、8:15スタートである。
マラソン当日の朝は、早い。
食事は出来ればスタートの4時間前が理想なのであるが、ホテルの場合は無理なようで、5:30に朝食が設定されていた。
宿泊客は、大部分がマラソン客なので朝5:30から食堂で大勢の客が朝食をとっているというのも異様な光景である。
朝食後、ホテルから歩いてスタート地点まで行く。
事前に目標時間を自己申告してあるのでその位置に並ぶ。
今年から河口湖マラソンをリニューアルした富士山マラソンは、第一回の記念すべき大会ということもあり、何とフルマラソンの部だけで16,000人もの参加者だそうだ。
並んだ位置から写真を撮影してみると、はるかかなたにスタート地点があるがまったく見えないのである。
それでもスタート地点まで約5分程ですんだのでよかった。
今回のコースは、河口湖一周とお隣の西湖の一周を走り、再び河口湖に戻ってくるというものである。
まず、スタートしてすぐに目に飛び込んでくるのは霊峰富士山の姿。
今日は天気もよく、雪化粧をしている姿が一段と美しい。
写真を撮りながらマラソン参加というのもいかがなものかなと思うかもしれないが、今年の富士山はまた格別であ
ったので思わず足を止めて撮影してしまう人が多いようだ。
湖畔の富士山は、まさに銭湯の絵のような感じである。
さて、今回のコースの一番の難所は、河口湖から西湖につながる1キロに及ぶ坂道である。
ほとんどの人の足がこの坂道で止まってしまう。
私も早い段階であきらめて歩きに変更し、登りの終点からまた走りに切り替えた。
すでにフルマラソンの中間地点(21キロ)を過ぎての坂道はかなりハードである。
昨年の河口湖は、平坦なコースを二周だったので比較的走りやすかったが、今回は足へのダメージが大きい。
西湖一周10キロがやけに長く感じた。
河口湖に向かう復路は、急坂を一気に駆け下りて遅れを取り戻そうとする。
しかし、ペースを急に変えたためそのあとの両足へのダメージとなって現れる。
35キロを過ぎて残り7キロが非常に厳しい展開だった。
心配だった膝の痛みはそれほどでなかった代わりに足の甲、両ももの表裏の筋肉、脚の付け根が痛み、走ったり、歩いたりの繰り返しであった。
ゴールが見えた。
ゴールに設置されている時計を見ると4時間59分を過ぎている。
5時間になってしまう前にゴールに駆け込んだ。
残念ながら記録の更新はできなかった。
コースが変わったとはいえ、昨年のタイムよりも20分ほど遅い。
呼吸の方はそれほどでもないが、脚の筋力がフルマラソンを走りきるだけの力がまだ無いということがわかった。
次回のレースに備え、また練習をしていきたいと思う。
完走者賞として富士山をかたどった第一回富士山マラソンのメダルが配布された。
今回だけなのか、それとも来年以降も毎年メダルを出すのかはわからない。